ダンロップ DUNLOP タフコンディション・アルパインテント V-6 6人用

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発送予定在庫切れ商品を除き、ご注文確認後、4〜5営業日程度で発送できる見込みですDUNLOP ダンロップ タフコンディション・アルパインテントヒマラヤ登頂のために時代の粋を集めて完成した初代Vテントが、1988年以来、脈々と受け継がれ、信頼のテントとして現在も支持され受け継がれています。

DUNLOP ダンロップ タフコンディション・アルパインテント Vシリーズ 仕様●素材 ： インナーテント=30Dポリエステルリップ（通気撥水加工）、グランドシート=100Dポリエステルタフタ（ポリエステル防水加工）、フライシート=30Dポリエステルリップ（ポリエステル防水加工）、ポール=φ9.35mmDAC-FL（アルマイト加工）※V8のみφ11mmDAC（アルマイト加工）、張り綱=テクノーラ（アラミド）●重量 ： V3（3人用）3.0kg、V4（4人用）3.7kg、V6（6人用）4.7kg、V8（8人用）7.3kg●付属品 ： 収納袋、ペグ、張り綱（重量表記はインナーテント+フライシート+ポールです）DUNLOP ダンロップ タフコンディション・アルパインテント Vシリーズ■1988年、登山隊からきた依頼： Vテントは、あらゆる条件で登山を楽しむために1988年に設計されました。

ちょうどそのころ、ある登山隊がヒマラヤの高峰への挑戦を計画していました。

そこは気象の激しい山であるとされていて、登山隊の装備担当から提示された要求性能は極めて非現実的なものでした。

■素材メーカーに感謝 ：当時のテント設計者と職人は、いろいろな発案を行っては試行錯誤を繰返しました。

また、その発案を実現するための新たな素材開発も必要になり、ポール部分は住友軽金属さん、フライシートとグランドシート部分は東レさん、インナーテントは旭化成さん、その他の資材はYKKさんが協力してくれました。

■悪夢の風洞実験： やっと仕上がった試作品は茨城県つくば市の自動車研究所に持ち込まれ、実車風洞（自動車を入れたトンネル内に風をおこし、自動車の空気抵抗を計る実験装置）による耐風性能試験が行われました。

登山隊の登攀隊長から「テントの性能が心配だから、耐風性能試験には立ち会う」との通告があり、もちろん、同席してもらいました。

当時のテント設計者は、たくさんのスタッフが見守る風洞の中で、設計したテントが無惨に壊れる悪夢に悩まされたといいます。

■無謀なS登攀隊長： 実際には「案ずるよりも産むが易し」で、要求性能を遥かに上回る結果が出ました。

納得できない登攀隊長は「風洞の中に入らせてくれ」と言い、自動車研究所の担当官を狼狽させましたが、最後は命綱で身体を定するという条件で、風洞に入りました。

そして、実感として身体に染み付いているヒマラヤの風力を再現すべく、風洞内から風速調整係に「風速上げろ」の指示を送り続けました。

■さらなる要求： Vテントの初期モデル（1989年〜1993年製）は、この登山隊に供給したテントと同じものです。

その後、この登山隊は一回目の挑戦で惜しくも登頂できず、二回目を計画します。

第二次遠征に使うテントの要求性能は、初回のものをさらに上回りました。

テント設計者はまたまた日本の誇る素材メーカー各社に協力依頼をしました。

新たに素材と設計を見直されたVテントは、要求性能を満たしていることを風洞実験室で確認されました。

その時の実験室内は、なぜか多くの登山隊メンバーで混雑していたのを憶えています。

■続く進化と突然変異： この二回目の遠征で使用した型式のVテントが第二世代として1994年から1997年まで販売されました。

1998年には素材供給メーカーとして樹脂パーツの最先端企業であるニフコさんが加わり、細部の見直しが行われました。

マイナーチェンジされた第三世代のVテントは1998年から1999年まで販売されました。

その間、化学繊維メーカーのテイジンさんが、新たにテント専用に軽量でかつ強度のある織物を作りました。

この新素材を使ってVテントの軽量化が企図されました。

■ミレニアムスペシャルと新素材： 世紀の変わり目、2000年に発売された第四世代のVテントは、このテイジンさんの新素材を全面的に採用した、当時としては画期的に軽量な大型山岳テントでした。

しかし、このテントの設計中、設計チームの中では果てしない論争が繰り広げられていました。

論点はポールの素材でした。

そもそもダンロップという会社はゴルフ用品を作っており、ゴルフクラブのシャフトの素材として使い慣れているカーボン繊維で強化したプラスティックこそが、テントポールに最適という意見に端を発しています。

従来から使っていた高張力ジュラルミンポールとカーボンポール、設計は並行的に進められ、二通りの試作品が出来上がり、そして一同はお馴染みの自動車研究所の風洞実験室へ。

■ご想像の通りです： 風洞実験室では極めて面白い結果が出ましたが、残念ながらその結果をここでお話することはできません（申し訳ありません、企業秘密です）。

ミレニアムVテントにはジュラルミン製のポールが採用されたことだけを御報告します。

このような紆余曲折を経て、9年間、ほとんど仕様変更されることなく、現在に続いているのがV3,V4,V6,V8のVシリーズ山岳テントです。

今となっては他に軽量なテントがたくさんあるなか、未だに多くの支持を頂いている理由は耐久性の高さにあります。

特に団体装備となった場合のテントは、保管、取り扱いなどで酷使されることが多いようです。

そのような用途でも、変わらぬ性能を発揮するVテントは、信頼できるテントとして御評価を頂いているようです。

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